台湾駐在回想録(中国語編)

いつ頃から中国語を話せるようになるのか

私の経験上、台湾に駐在して2年が経過した頃から、プライベートでも仕事でも中国語で台湾人と何とかやりとりできるようになると思います。勿論、人によってはもっと短い期間で話せるようになる人もいますし、もっと時間がかかる人、中国語を話せずに日本に帰任する人もいますが、「2年」は中国語を習得する上で1つの目安になるのではと思います。私の駐在先の日本人もやはり2年くらい経つと中国語で仕事をするようになるので、あながち間違ってはいないと思います。

現在、台湾にいて中国語の上達に悩んでいる人は、とりあえず2年頑張ってみるのもいいかも知れません。いずれにせよ、中国語を話せるようになりたい人はとにかく学習&練習を継続する事が大事だと思います。語学に王道は無いみたいです。。。

 

中国語検定で力試し

中国語がだいぶ話せるようになってきたと自分でも認識するようになった頃、力試しに中国語検定試験(第94回:2018年3月25日実施)を受けてみることにしました。3級を以前に取得してから、かれこれ10年くらいぶりの受験になります。

試験会場は台北市の日本人学校です。受験生はほぼ100%日本人。私は2級を受験したのですが、小学生から定年を迎えていそうな年配の方々まで様々な人が来ていました。

今回は試験用の勉強は特にしていなかったので、ぶっつけ本番、本当の意味での実力勝負になります。緊張の中、試験が始まり、最初にリスニングでしたが、結構内容が理解できました。そして筆記に進みました。こちらは選択問題で悩ましい所が多少ありましたが、消去法でなんとか回答しました。全部で120分の試験でしたが、あっという間に終了の合図を迎えました。

試験から1か月後くらいにハガキで試験結果が送られてきました。

結果は見事合格!リスニング、筆記ともに70点で、合格基準点(通常は70点ですが、試験の難易度に合わせて変動があり、今回はリスニング、筆記ともに65点)を5点ずつ上回っての合格です。今回の合格率は23.7%で、結構難しかった回だったと思います。

中国語検定2級は「中国語留学の経験者」「大学で中国語を主専攻している学生」「ビジネスで中国語を使用している社会人」が受験するレベルとも言われており、これに受かったということは中国語ができるということの客観的な証明にもなります。私としても合格できてとても嬉しかったです。

 

中国語習得に掛かった費用

語学習得はお金と時間が掛かるものですが、私は中国語を習得するのにいくら費やしたのでしょうか。中国語教室のレッスン料だけでも下記になりました。

駐在前:4,500円×20回=90,000円
駐在中:900NTD×164回=147,600NTD≒516,600円
計:606,600円
(1NTD=3.5円で計算)

正直言って結構使いました。駐在先によっては会社で費用負担という所が多くある中、私が所属する会社はそういったサポートが一切なかったので全て自腹でした。でも、最終的には中国語が話せるようになったのですから、決して無駄金ではなく、良い投資だったと思います。

 

以上、台湾駐在回想録(中国語編)でした。少しでも参考になれば幸いです。